健診に関するQ&A | 医療法人南谷継風会 南谷クリニック 健診センター

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大阪府豊中市岡町北1-2-4

健診に関するQ&A

健診について

健康診断とは

生活習慣病やがんなど、様々な病気を早期に発見し治療につなげることや、病気そのものを予防することを目的に実施します。病気の早期には自覚症状がないことも多いため、定期的な健康診断により身体の異常を見つけることが重要です。

健診と検診の違い

「健診」は自身の健康状態を確認し、病気を予防することを目的にしています。いわゆる健康診断のことを指します(例:特定健診、一般健診)。「検診」は特定の病気を発見するために実施し、早期に発見し早期治療につなげることを目的にしています(例:がん検診)。

健康診断の種類

◯一般健康診断
労働安全衛生法で定められた健康診断で、企業(事業主)が労働者を対象として1年に1回以上実施することが義務付けられています。主に糖尿病や脂質異常症など生活習慣病に関する項目を検査します。

◯特定健康診査
医療保険に加入している40歳から74歳までの方を対象にメタボリックシンドローム(内臓脂肪型肥満)に着目して実施される健康診査です。

◯後期高齢者医療健康診査
後期高齢者医療保険に加入されている方が対象の健康診査です。生活習慣病に加え、加齢に伴う心身の衰え(フレイル)等のチェックを行い、必要に応じて医療や介護予防等につなげていくことを目的に実施されています。

◯生活習慣病予防健診
全国健康保険協会(協会けんぽ)が実施している健康診断で、全国健康保険協会に加入している35歳から74歳までの被保険者(ご本人)が対象です。一般健康診断や特定健康診査の項目に加え、胃がんや肺がん、大腸がん等のがん検診も含まれています。全国健康保険協会から約11,000円の補助があるため、安価で充実した内容の検査を受診することができます。特定の年齢の方が受診できる付加健診や女性の方には婦人科(乳がん、子宮頸がん)検診もあります。

一般健康診断のご案内
特定健康診査、後期高齢者医療健康診査のご案内
生活習慣病予防健診のご案内

豊中市在住の方が対象のけんしん(健診/検診)

◯市民健康診査
健康保険の加入状況にかかわらず、今年度中に30歳から39歳になる方、障害者手帳を持つ15歳以上になる方、および40歳以上になる生活保護受給者を対象とした健康診査です。生活習慣病の予防を目的にメタボリックシンドロームに着目して実施されています。

◯がん検診
年齢等の条件が合えば受診できます。2021年度より全てのがん検診が無料で受診できるようになりました。当センターでは、大腸がん、胃がん、前立腺がん検診を実施しております。特定健康診査等と組み合わせて受診することも可能です。

◯1日総合健康診断
国民健康保険に加入している満30歳以上の方が受診できます。豊中市より助成があるため、安価で充実した内容(人間ドックと同内容)の健康診断を受診いただけます。
※年度内に特定健康診査を受診された場合は助成対象になりませんのでご注意ください。
※当院では脳ドックは実施しておりません。

豊中市のけんしん(健診/検診)のご案内

人間ドックと健康診断の違い

どちらもご自身の健康状態を知り病気の兆候がないかを調べるために実施しますが、大きな違いは検査項目の多さです。一般健康診断は法律や厚生労働省により検査項目が定められており、よくある病気や生活習慣病を早期に発見し治療につなげることを目的に実施します。一方、人間ドックはご自身の希望や年齢、健康状態に合わせて検査項目を決定します。一般健康診断よりも各臓器を詳細に検査しますので、検査項目が多くなります。健康診断では見つけることが難しい病気の早期発見や病気の前兆となる異常を見つけ、予防につなげることができます。

人間ドック各コースのご案内

よくある質問

施設について

Q. 駐車場はありますか?
A. 駐車場はございますが台数に限りがあるため、できるだけ公共交通機関をご利用ください。

当センターへのアクセス

Q. クレジットカードや電子決済で支払うことはできますか?
A. ご利用いただけます。ただし、一括払いのみのお取扱いとなります。

Q. 日本語でのコミュニケーションができません。受診できますか?
A. 通訳できる方が随行していただければ可能です。

Q. 子供を連れて受診できますか?
A. お子様をお預かりする施設がございませんので、安全管理の観点からお子様連れの受診はご遠慮いただいております。申し訳ございません。

Q. 冷え症なのですが、上着などの持参は必要ですか?
A. ブランケットをご用意しておりますので、お申し出ください。

予約について

Q. 予約せずに受診できますか?
A. 完全予約制となっておりますので、事前に必ずご予約ください。

Q. 受診希望日のどのくらい前に予約が必要ですか?
A. 事前に検査キット等をお送りいたしますので、2週間以上前にご予約ください。空き状況によってはご希望日の予約を承れないことがございますので、余裕をもってご予約いただくことをお勧めいたします。ご予約の際、お名前、生年月日、受診希望日、受診コース名、ご加入の健康保険組合及び保険証記号番号、受診利用券有無等についてご確認させていただきます。
ただし、雇入時(入社前/入社時)健診をご希望の場合は、予約状況により直前でもご予約可能な場合がございます。当センターのウェブサイトよりお申込みください。

Q. 年齢制限はありますか?
A. 13歳以上の方に受診いただけます。

Q. 健康保険は適用できますか?
A. 健康保険は適用されません。ただし、コースや年齢によっては健康保険組合から補助がでる場合がございます。詳しくはご加入の健康保険組合にご確認ください。

Q. 受験、入社、留学、海外赴任等で必要な健診を受けたいのですが可能ですか?
A. 当センターまでお問い合わせください。必要な受診項目、結果の提出の締め切り、転記書類の有無などを確認させていただきます。内容によっては受診いただけない場合もございます。

Q. 予約したいのですが、どのようにすればよいでしょうか?
A. 当センターウェブサイトよりご予約を承っております。保険証や受診券をご用意ください。
※特定健診、豊中市民健診および豊中市後期高齢者医療健診のご予約は窓口にて承ります。受診券、受診票、保険証など必要書類を持参のうえ、健診センター受付へ直接来院ください。

Q. 検査内容の変更やオプション検査の追加は何日前まで可能ですか?
A. 当日の受付時まで変更、追加を承っております。ただし、定員のある検査については承れない場合があり、また受診内容によっては事前申請が必要な場合もございますので、事前のご予約をお勧めいたします。

Q. どのコースやオプションを選んだらいいかわからないのですが…
A. ご希望やご年齢、加入されている健康保険組合、健康状態に合わせてご提案させていただきます。当センターウェブサイトよりお問い合わせください。

Q. 新型コロナワクチン接種後に健診を受診できますか?
A. 新型コロナワクチン接種後から2週間経過していれば受診いただけます。 接種後2週間以内の予約の場合は受診日当日に副反応を含む熱や倦怠感などの症状がなければ受診は可能です。副反応には個人差がありますので、不安な方は接種後2週間以降でご予約の変更をお願いしております。

Q. 予約後に保険証が変わりましたが受診できますか?
A.受診いただけない場合もございますので、保険証が変わった時点で必ず当センターまでご連絡ください。

Q. 予約後に引っ越しました。連絡が必要ですか?
A.検査キットや結果報告書の送付先がご自宅の方は必ず当センターまでご連絡ください。

Q. キャンセル料は何日前から発生しますか?
A.キャンセル料はいただいておりませんが、キャンセルされる場合はできるだけ早めにご連絡ください。体調不良等の場合は当日でもご遠慮なくご連絡ください。

Q. 検査時間はどのくらいですか?
A. 受診されるコースやオプション検査項目等により異なります。当日の予約状況により多少前後することがございますので、以下目安としてご参照ください。
・定期健診、雇用時健診:1時間
・生活習慣病予防健診:1~1.5時間
・人間ドック:1.5~2時間

Q. 健診の日時を忘れてしまいました…
A. 当センターまでお問い合わせください。

Q. 身体に障害があるのですが受診できますか?
A. ご受診いただくことは可能です。検査上制限がある場合や注意点がございますので、ご予約の際にご相談ください。

Q. 上部消化管X線(レントゲン/胃バリウム)検査を内視鏡(胃カメラ)検査に変更できますか?
A. ご予約時にお申し出ください(別途料金/税込2,200円要)。健診当日の変更はできません。また、ご加入の健康保険組合や事業所の契約内容によっては変更できない場合もございます。

Q. 体重によって受けることができない検査はありますか?
A. 検査機器により安全を考慮して実施できない検査がございます。また、以下の基準を超えない場合でも実施できない場合もございますので予めご了承ください。
・上部消化管X線(レントゲン/胃バリウム)検査/100kgまで
・CT検査/180kgまで
・MRI検査/180kgまで

Q. 健康診断はどのくらいの頻度で受診すればいいですか?
A. 病気の早期発見の観点から年に1回の受診をお勧めいたします。

Q. 少しでも安く健康診断を受診したいのですが…
A. ご加入の健康保険組合やお住まいの自治体(豊中市など)が実施されている助成をご利用いただける場合がございます。また、お勤め先の事業所が費用の補助を実施している場合もございます。各お問い合わせ先にご相談いただくか、当センターまでお問い合わせください。

Q. 人間ドックを会社の健康診断として代用できますか?
A. 当センターの人間ドックは労働安全衛生法で定められた一般健康診断の検査項目を含んでおりますので、代用いただけます。ただし、お勤め先により独自の検査項目を設定されている場合もございますので、一度お勤め先のご担当者様とご相談ください。

当センター人間ドックの検査項目一覧

事前準備について

Q. 検査キットなど必要なものはいつ頃届きますか?
A. 受診日の2週間ほど前に届くようにお送りしております。もし万が一届かない場合はご連絡ください。
※コース内容により、健康診断当日に当センターにて採尿いただく場合もございます。
※特定健診、豊中市民健診および豊中市後期高齢者医療健診を受診される方は、ご予約時に窓口にてお渡ししますので送付物はありません。

Q. 便検査は何日前のものまで大丈夫ですか?
A. 採便日が健康診断当日から3日前までの便であれば問題ありません。冷暗所で保管の上、ご持参ください。ただし、便秘で毎日排便がない場合は健診日の5日前から採便し、採便後はビニール等に入れて冷蔵庫で保管してください。

Q. 便検査が1日分しか採れないのですが、どうしたらよいですか?
A. 1日分でも検査を承っております。2日分の方が検査の精度が高くなりますので、可能な限り2日分採るようにしてください。

Q. 検尿はいつ採ればよいですか?
A. 予約時間に関係なく、健康診断当日の起床後、空腹時の中間尿(始めの尿は採らずに途中の尿のみ)を採尿ください。

Q. 健康診断の前日や当日の食事はどうしたらよいですか?
A. 飲食は前日の午後9時ごろまでに済ませ、当日の朝も飲食はお控えください。喉の乾きを潤す程度の少量の水は飲んでいただいても構いません。水以外の飲料(お茶など)はお控えください。

Q. 健康診断当日は薬を飲んでもいいですか?
A. 常時服用しているお薬がある方は、健康診断当日の服用については主治医の指示に従ってください。

Q. 健康診断当日に煙草を吸ってもいいですか?
A. 健康診断当日は検査終了までお控えください。なお、当センター内は建物内および敷地内とも全面禁煙となっております。ご理解、ご協力をお願いいたします。

Q. 保険証は必要ですか?
A. 受付時に資格等を確認いたしますのでご持参ください。

Q. どんな服装で受診したらいいですか?/検査着に着替える必要はありますか?
A. 当センターの検査着に着替えて受診いただきます。検査着の下には無地のTシャツまたはインナー(カップ、プラスチック、金具などないもの)に限り着用可能です。金具やボタン、プラスチックの付いたシャツ、アクセサリー(ネックレス・ピアスなど)、簡単に着脱ができないストッキングやタイツ、レギンス、エレキバンなどの着用は避けてください。お着替えの際に脱いでいただくこととなりますのでご了承ください。
胸部X線および上部消化管X線(胃バリウム)検査のある方は、ブラジャー、ブラトップ、スポーツブラも着用不可です。
眼底検査のある方は、コンタクトレンズを検査時に外していただく場合がございます。ケースや予備レンズをご持参ください。

Q. 予約時間の何分前に行けばいいですか?
A. 混雑緩和のため、ご予約いただいたお時間にお越しください。ご予約時間前にご来院いただいても受付はいたしません。また、交通事情等で遅れる場合はご連絡をお願いいたします。

Q. 体調を崩してしまったのですが受診できますか?
A. 体調不良時は本来異常ではない項目が異常と判定されてしまうことや、隠れている病気がわからなくなる可能性もございます。また、検査によっては身体に負担がかかる場合もございます。日程を変更し、体調が回復してからの受診をお勧めいたします。

検査について

Q. 下剤はいつ飲めばいいですか?
A. バリウムを速やかに体外に排出するため、検査後速やかに服用してください。水分をこまめに、普段より多めに摂取し排便を促してください。

Q.下剤はどのくらいで効いてきますか?
A.個人差はありますが、通常は6~10時間後には効果が現れます。

Q.便秘症なので下剤を多めにもらえますか?
A.お渡しする量を調整いたしますので、お渡しする際にお申し出ください。

Q. 上部消化管X線(胃バリウム)検査を受けましたが、便がでません。どうしたらよいですか?
A. お渡しした下剤を追加でお飲みになり、水分をしっかり摂ってください。翌朝になっても排便がない、嘔吐や腹痛などの症状がある場合は、速やかにお近くの医療機関を受診ください。

Q. 採血した部分が青くなりました。
A. 内出血によるものと思われます。時間とともに青くなっている部分が少しずつ下方に移動して黄色がかり、1週間程度で吸収されていきます。採血直後に痛みや腫れがある場合は冷やし(ビニール袋に氷を入れて患部に当てるなど)、その後蒸しタオルで温めると吸収が早くなり効果的です。症状が長引いたりひどくなったりするようであれば、整形外科を受診してください。

Q. 採血のときに気分が悪くなったことがあり不安があります。
A. リラックスして採血検査を受診いただけるよう、ベッドで横になっての採血をご案内させていただきます。ご予約時にお気軽にお申し出ください。(受診日当日でも看護師にお気軽にお申し出ください)

Q. 上部消化管内視鏡(胃カメラ)検査後の食事はどうしたらよいですか?
A. 検査後1時間は飲食ができません。1時間経過後に水を一口飲んでみて、むせずに飲み込めることを確認した後に水分や食事を摂るようにしてください。

Q. ペースメーカーを入れていますが、受診できない検査はありますか?
A. MRI/MRA検査、CT検査は受診いただけません。必ずご予約の際にお申し出ください。

Q. 人工透析を受けていますが、受診できない検査はありますか?
A. 上部消化管X線(胃バリウム)検査は受診いただけません。水分制限をされている方の場合、バリウムが体外にうまく排出されないリスクがございます。必ずご予約の際にお申し出ください。

Q. 血圧が高いですが、受診できない検査はありますか?
A. 肺機能検査や上部消化管検査(胃バリウムや胃カメラ)に関しては、健康診断当日の血圧が高い場合、医師の判断により受診いただけない場合がございます。

Q. コンタクトレンズは着用していても大丈夫ですか?
A. コンタクトレンズは眼底検査のある方のみ外していただく場合がございますので、保存容器や予備レンズをご持参ください。普段眼鏡を使用される方は眼鏡をお持ちください。

Q. アクセサリーは着けていても大丈夫ですか?
A. ネックレスやピアスなどのアクセサリーは外してください。特にMRI検査では金属類の着用は火傷等の事故にもつながりますのでご注意ください。

Q. 上部消化管内視鏡(胃カメラ)検査はどのような方法で実施していますか?
A. 当センターでは、口から内視鏡を挿入する経口内視鏡検査を実施しております。鼻から内視鏡を挿入する経鼻内視鏡検査は実施しておりません。

Q. 全身麻酔で上部消化管内視鏡(胃カメラ)検査を受けることはできますか?
A. 当センターでは実施しておりません。局所麻酔で実施しております。

Q. 鎮静剤を使った上部消化管内視鏡(胃カメラ)検査は実施していますか?
A. 実施しております(第2日曜日を除く)。ご希望の方は受付時にお申し出ください。効果は人によって異なりますが、鎮静剤を使用すると半日程度眠気やフラフラ感が続くことがあります。そのため、検査当日は自動車やバイク、自転車の運転は絶対にしないでください。また、授乳中の方は、投与後12時間は授乳をお控えいただいておりますので、事前に搾乳していただくなどのご準備をお願いいたします。なお、鎮静剤を使用しなくても検査は可能です。

Q. アルコールのアレルギーがあります。どうしたらよいですか?
A. 採血等の際、消毒にアルコールを使用しております。他の消毒薬を使用いたしますので、ご予約の際にお申し出ください(受診日当日でも採血の際にお気軽にお申し出ください)。

Q. ABC検診とはどんな検査ですか?
A. ABC検診は血液検査で行う胃がんリスク検査です。採血のみで行う検査のため身体への負担も少なく、検査時間も早く終了します。ただし、これは胃がん検診に代わるものではありません。あくまで胃粘膜が胃がんが発生しやすい状態かどうかを調べる検査で、現在胃がんがあるかどうかを調べる検査ではありません。現在胃がんがあるかどうかを調べる場合は「上部消化管X線(胃バリウム)検査」または「上部消化管内視鏡(胃カメラ)検査」を受診してください。
以下に該当される方は正しい判定ができない可能性がありますのでご注意ください。
・ピロリ菌の除菌治療を受けた方
・胃の切除術を受けた方
・食道や胃、十二指腸疾患で治療中の方
・腎不全の方、透析を受けている方

Q. ALP(アルカリホスファターゼ)の基準値が2021年度から変わっているのはなぜですか?
A. 測定方法が変更になったため、基準値を変更しております。海外の測定値と互換性を持つことで国際的な標準化が進んでおり、2021年度より日本臨床化学会(JSCC法)から国際臨床化学連合(IFCC法)に変更となりました。

Q. HbA1c(ヘモグロビンA1c)とはどんな検査ですか?
A. HbA1cは採血時点から過去約1~2ヶ月間の平均的な血糖値を反映する検査値で、糖尿病の診断などに使われます。HbA1cには「JDS値」と「NGSP値」の2つがあり、JDS値は日本で決められた条件に従った測定値、NGSP値は主に米国で決められた条件に従った測定値で、現在では国際標準であるNGSP値が使われています。

Q. がんを早期に発見したいので腫瘍マーカー検査を希望します。
A. 腫瘍マーカー検査はあくまでもがんのスクリーニング検査ですので、腫瘍マーカーだけでがんのリスクを判定することはできません。画像診断(内視鏡検査や上部消化管X線検査、CT検査、超音波検査など)と併用し、総合的にがんのリスクを判定されることをお勧めいたします。

Q. PSA検査で前立腺がんを早期に発見することはできますか?
A. 腫瘍マーカーの1つであるPSAは、前立腺がんの定期的なスクリーニング検査として日本泌尿器科学会より推奨されています。40歳以上の男性の方は、1年に1度PSA検査を受診されることをお勧めいたします。ただし、前立腺がんと確定する検査ではありませんので、PSA検査だけでがんのリスクを判定することはできません。高値の場合はさらに精密検査が必要です。

Q. CT検査を受けたいのですが被ばくが気になります。
A. CT検査は断面像を詳細な画像として得るために、一般撮影検査に比べ放射線の被ばく線量は多くなりますが、基本的に診断に用いる放射線被ばく量は人体に影響がありません。なお、当院で実施している胸部CT検査は被ばく線量を減らすため低線量での撮影を実施しております。

Q. 通常の胸部X線検査と胸部CT検査の違いはなんですか?
A.胸部X線検査は、肺や心臓、大動脈などの異常の有無を調べます。一方、胸部CT検査は、主に肺がんの早期発見を目的に実施します。胸部X線検査は正面からの平面的な画像を見ることができますが、胸部CT検査は体内の立体的な輪切り画像を見ることができます。そのため、胸部CT検査は骨や心臓・肝臓などの臓器と肺が重なり発生する死角の観察ができます。また、詳細な画像も見ることができるため、小さな肺の変化を発見できる可能性が高い検査です。

Q. 腹部超音波(エコー)検査と腹部CT検査の違いはなんですか?
A. どちらも腹部の臓器、主に肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓、脾臓の状態を調べます。超音波(エコー)検査は超音波を利用して行う検査で、身体への負担が少ない検査であることが特徴です。一方CT検査は、超音波検査では見にくい深部の臓器を調べたり、ガスや脂肪のために超音波検査で観察しにくい場合でも臓器の状態を調べたりすることができますが、X線を使用するため被ばくがあります(人体に影響が出ることはありません)。これまで腹部の臓器を検査したことがない方には超音波検査を、肥満体型の方や超音波検査でこれまでに「描出不良」の検査結果があったことがある方、膵臓の状態を詳しく調べたい方にはCT検査をお勧めいたします。

Q. non-HDLコレステロールとはどんな検査ですか?
A. non-HDLコレステロールは、HDLコレステロール「以外」のコレステロールを指します。LDLコレステロールだけでなく、その他の動脈硬化を引き起こすコレステロールも含んでおり、動脈硬化のリスクを総合的に管理できる検査です。

Q. eGFRとはどんな検査ですか?
A. 血清クレアチニン(Cr)より精度の高い腎臓の機能を調べる検査です。血清クレアチニンの値を性別と年齢で補正して算出します。

結果について

Q. 結果はいつ頃届きますか?
A. 通常、受診日より2~3週間ほどで郵送いたします。

Q. 勤務先に提出する所定の用紙で結果を作成することはできますか?
A. 受診前のお申し出のみ所定の用紙での結果作成を承ります。ご予約時に用紙の様式や記載項目等をお伺いさせていただきます。検査の内容によりご対応いたしかねる場合もございますのでご了承ください。なお、健康診断受診後のお申し出にはご対応いたしかねますので、必ず受診前にお申し出ください。

Q. 検査結果で「要精密検査」の判定でした。今後どうすればよいでしょうか?
A. 結果報告書が届いてからできるだけ早めに、結果報告書をお持ちのうえ、主治医またはお近くの医療機関を受診ください。なお、上部消化管(胃など)および下部消化管(大腸など)の精密検査は当院外来にて受診いただけます。ご案内を同封いたしますのでご確認ください。

Q. 他院で再検査を受診したいのですが、紹介状の発行は可能ですか?
A. 外来診療にて紹介状を有料で発行いたします。お問い合わせください。

Q. 領収書や結果報告書の再発行は可能ですか?
A. 再発行は可能です(手数料:要)。ご用意にお時間をいただいておりますので、事前にお電話(06-6841-5777)でご本人様よりご連絡ください。その際に、お名前、生年月日、受診日等をお伺いいたします。また、お受け取りはご本人様が直接当センターへお越しください。その際ご本人様確認のため、本人確認書類(運転免許証、健康保険証、パスポート等)のご提示をお願いしております。

Q. 検査結果の見方がよくわからないのですが…
A. 健康診断結果の見方」ページをご参照ください。

女性の受診について

Q. 婦人科検診(乳がん検診、子宮頸がん検診)は受診できますか?
A. 全国健康保険協会(協会けんぽ)に加入している被保険者(ご本人)の方のみご受診いただけます。婦人科検診は「愛仁会総合健康センター(高槻市)」での受診となり、当センターはご予約のみ承ります。年齢および検診内容により単独での受診も可能です。

Q. 妊娠中、妊娠の可能性があるのですが、健康診断を受けても大丈夫ですか?
A. 予約時、受付時にお申し出ください。一部の検査を除き受診いただけます。受診いただけない主な検査は、胸部X線検査、上部消化管X線(胃バリウム)検査、骨密度検査、CT検査など放射線被ばくの可能性がある検査、MRI/MRA検査、および内視鏡(胃カメラ、大腸カメラ)検査です。なお、体質等により避けたほうが良い検査もありますので、予め主治医にご相談のうえ受診ください。また、妊娠中の方の採血結果は、異常がなくても基準値外の数値が出る場合がありますので、予めご了承ください。

Q. 授乳中ですが、健康診断を受けても大丈夫ですか?
A. 受診いただけます。当センターで上部消化管X線(胃バリウム)検査後に処方しております下剤は成分の授乳への移行は報告されておりませんので、上部消化管X線検査も受診いただけます。ただし、内視鏡検査(胃カメラ、大腸カメラ)時に鎮静剤を使用される場合は、投与後12時間は授乳をお控えいただいておりますので、事前に搾乳していただくなどのご準備をお願いいたします。

Q. 生理中ですが、健康診断を受けても大丈夫ですか?
A. 受診いただけます。ただし、尿検査および便検査は血液が混入すると検査結果に影響がでますので、正確な結果を出すために生理期間終了後2日以上を空けて受診されることをお勧めいたします。 

Q. 女性スタッフが対応してくれますか?
A. 申し訳ありませんが、女性スタッフのみの日程はございません。男性スタッフが対応させていただく場合がございます。

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